現在の LAN はとても自由度が高く、インストールする場所にしろ、プログラムやデータへのアクセスにしろ、 いろいろな形態が選べます。 ただ、なかには LAN 全体のセキュリティを低下させたり、レスポンスや描画品質を劣化させたりする形態もあります。
ここでは、最もメリットの高いと思われる形態について示します。

プログラムはサーバーにのみインストール
    クライアントには、スタートメニューと各種設定を登録

サーバーにのみインストール

バージョン更新の際、手間が少ないのがメリットです。

  • ・多くのクライアントで使用している
  • ・クライアントの場所が分散している
  • ・同じバージョンの使用を徹底させたい
  • ・組織として採用している (会社の業務ルールや、学校の教材)

などの場合、お奨めです。

※ クライアントセットアッププログラム の実行は、マイナーバージョンアップ(小数点以下のバージョン番号の変更)の際は、必要ありません。

※ クライアントセットアッププログラム は、PlanningFlow 4.72 以降、TreeMemo 4.98e 以降に、同梱されています。

クライアントセットアッププログラム の実行

クライアントに管理者でログオンします
   
エクスプローラを起動します
   
マイネットワーク から、サーバーのインストール場所を参照します
   エクスプローラでインストール場所を探す
   
インストール場所にある ??SetupClient.exe を実行します (スパナ のアイコン)
   PlanningFlow では、PfSetupClient.exe
   TreeMemo では、 TmSetupClient.exe
   
スタートメニューに登録しますか? と表示されたら、[ はい ] を選びます
   
スタートメニューに登録ダイアログボックス
このまま [OK] を選びます
   「このパソコンのスタートメニュー」 を選ぶと、このパソコンにログオンするすべてのユーザーの
   スタートメニューに、ショートカットが追加されます。
   「あなたのスタートメニュー」 を選ぶと、今ログオンしているユーザーのスタートメニューにだけ
   ショートカットが追加されます。
   
プログラムを起動します と表示されたら、[OK] を選びます
プログラムの起動により、各種の設定が完了します。

※ 管理者以外でログオンした場合でも、スタートメニューへの登録は行なえます。
(その場合、自分用のスタートメニューへの登録になります)
ただ、各種の設定は完了しません。 そのため、

  • ・エクスプローラでファイルをダブルクリックして、プログラムを起動
  • ・オブジェクトの挿入や貼り付け

などの機能は使えません。

ライセンスの登録

ローカルプロファイルに設定している場合

ライセンスはクライアントに保存されますので、クライアントごとに登録が必要です。
例えば、Aさんが使うクライアントが2台あれば、そのどちらにもライセンスを登録しなければなりません。

それぞれに登録

移動プロファイルに設定している場合

ライセンスはサーバーに保存されますので、登録は一度で済みます。
登録は任意のクライアントに、自分のユーザー名でログオンして行ないます。
以降は、どのクライアントを使っても、ライセンスが登録された状態になります。

一度の登録でよい

LAN の規模拡張と自由度の向上に伴い、LAN へのインストールとライセンス登録は、かなり手間で、 ややこしいものになってきています。
クライアントの各種の設定については、もう Windows のカラクリが古びていると思えますし、 ライセンスについても、もっと単純で、LAN での使用を前提にした仕組みが必要になってきていると、切に感じます。
今後、新しい仕組みを検討してみます。