実際に操作しながら行きましょう。PlanningFlow を起動してください。

ver.4 で、だいぶ図形が増えました。
まず、その紹介から始めます。

ツールバーの下記のボタンを、マウスでポイントしてください。
[コメント図形] のパレットがポップアップします。
そのままマウスを移動して、 「丸い吹き出し」 を選んでみましょう。

丸い吹き出しボタンを選ぶ

 

図形作成モードに入り、カーソルがスタンプの形に変わります。
このカーソルでフローウィンドウの地をクリックすると、コメント図形が作られます。

クリックで丸い吹き出しを作図

フローの地を右クリックすると、図形作成モードを抜けます。 (通常のカーソルに戻ります。)

 

ここで、 「丸い吹き出し」 をクリックして選択します。

吹き出しの先端にもハンドルが付く

このハンドルをドラッグして、動かしてみてください。
位置が変更できます。

 

コメント図形は、フローチャートの装飾によく使われる図形です。
特に使うものを厳選しました。
こんなものがあります。

吹き出し、爆発、カッコ、消えた などなど

 

次は、このボタンをクリックしてください。
線の作成モードに入ります。

線モードのボタン

このカーソルで、マウスの左ボタンを押して、そのままドラッグし、左ボタンを離します。
すると直線が引かれます。

ドラッグで描画

 

今度は、連続してクリックします。
場所を動かしながら何回かクリックして、最後にダブルクリックします。
多角線が引かれます。

連続クリックで描画

フローの地を右クリックすると、線の作成モードを抜けます。
(通常のカーソルに戻ります。)

 

直線をクリックして選択します。
両端のハンドルをドラッグして動かすと、位置が変わります。

次に、Ctrlキーを押しながら、両端を動かします。
端に線分が追加されました。

Ctrl押しドラッグで線分追加

今度は中間のハンドルを、Ctrlキーを押しながらドラッグしてください。
中の頂点が消されます。

直線も多角線も、中身は同じものです。どちらにも変化させられます。

 

次は、このボタンで、カミナリ線の作成モードに入ります。

カミナリ線モードのボタン

このカーソルで、マウスの左ボタンを押し、ドラッグし、左ボタンを離します。
カミナリ線が引かれます。

ドラッグで描画

 

続けてクリックして引くこともできます。
最初のクリックで始点を指定し、次のクリックで終点を指定します。

連続クリックで描画

 

カミナリ線は、図形に接続することもできます。

図形クリックでカミナリ線描画

接続した図形が移動すると、カミナリ線も移動します。

図形の移動にカミナリ線も従う

 

これらのボタンは、楕円や四角の作成です。

楕円と四角形のボタン

描き方は、こうです。

ドラッグで描く

 

これは、引き出し線のボタンです。
引き出し線とは、線の終端に 「テキスト」 が付いたものです。

引き出し線のボタン

始点は図形に接続できます。
引き出し線の接続は、図形の外周ではなく、図形内の好きな位置に接続できます。

引き出し線の描画

 

引き出し線の付いた図形を移動すると、引き出し線も移動します。
引き出し線を動かさずに、図形だけ動かしたいときは、Altキーを押してドラッグします。

Alt押しドラッグで図形だけ移動

 

引き出し線の面白い描き方をやってみましょう。
こういうのを作るとき、

ダイアログボックスを引き出し線で説明する図

まず引き出し線を引いて、

ドラッグで線を描画

そこへ、文字のパレットから、文章を上書きします。

文字を上書きして完成

図にたくさんの注釈を付けるときなど、とても便利です。

 

PlanningFlow は、ver.4 から、OLEコンテナとなりました。
OLEのオブジェクトを挿入することができます。
例えば、Excelの表などです。
→ [編集]メニュー [オブジェクトの挿入]

また、キーボードの PrintScreenキーで取った、画面のコピーなども貼ることができます。
例えば、Alt + PrintScreen でダイアログボックスの画面コピーを取り、貼り付けたりできます。

そうしたオブジェクトや画像もまた、PlanningFlow の ”図形” です。
文章を入力したり、矢印で結んだり、引き出し線で注釈を付けたり、できます。

※オブジェクトの場合、ダブルクリックすると、オブジェクトが開いてしまいますから、
文章を入力するときは、選択してから F2キーを押します。

ダイアログボックスの画面コピー    Excelのワークシート

 

図形の文字の位置にも、バリエーションができました。
このように、図形の 上/下/左/右 に配置できますし、

文字を図形の上下左右に

図形から離れた、自由な位置にも配置できます。
自由位置へ配置すると、自動的に引き出し線が描かれます。

文字を図形の外に

<操作>
[図形]メニュー [文字の位置]
Ctrl + F2 で、 [文字の位置 自由] のショートカット

 

図形の外で、文字がむき出しになっているときは、そのまま文字をドラッグして移動できます。

ドラッグして文字の位置を移動

文字の位置が中心でも、文字がはみ出している場合は、はみ出した部分をつまみ、ドラッグします。

ドラッグして文字の位置を移動

では、はみ出していないとき、文字をドラッグするにはどうするか?
図形内でマウスの左ボタンを押し、その状態で F2キー を押します。
そしてドラッグに入ります。

F2を押すとドラッグ準備OK

 

逆に、コメント図形のように、外側に文字が出るとおかしい図形については、
文字の入力により、自動的に図形のサイズを変更する機能が付いています。

文字の入力にあわせ図形が大きくなる

大きくするパターンは、縦横均等/横方向のみ/縦方向のみ の三通りあり、図形ごとに指定できます。
自動的に大きくなった分は、文字の量が減ると、自動的に縮みます。

 

重ね順の処理 (前面へ/背面へ) や、グループ化、図形の左右反転/上下反転、
といった基本的な機能も備えました。

重ね順

グループ化

反転

 

図形の背景を透明にすることもできます。

塗りつぶしの色パレットの透明ボタン

だから、このような図も作れます。

ベン図

 

背景が透明な図形は、真ん中をクリックしても選択されません。
外周の線を、正確にクリックしなければなりません。

そこで、 「今クリックすると図形にヒットするか」 を、カーソルで見分けられるようにしました。

ヒットするとカーソルの右肩に+が出る

 

順序モードには、直線/直角線/弧 と三つの線形がありましたが、
これを、Tabキーで変更できるようにしました。

順序モードに入って、Tab を連打してみてください。
直線 → 直角線 → 弧 → 直線 ... と、ぐるぐる変化します。

カーソルの形が変わる

 

「順序」 や 「線」 「カミナリ線」 「引き出し線」、いずれも、矢じりを両側に付けられます。
右ボタンでクリックし、ポップアップメニューの [矢印] を確認してください。

ポップアップメニュー

 

マウスのホイールボタン操作は、InternetExplorer や Excel のものを取り入れました。

Ctrlキーを押しながらマウスホイールすると、ズームアップ/ズームダウンができます。
ズームは5%刻みで変化します。

ホイールボタンをクリックすると、スクロールモードに入ります。
カーソルを動かすだけで、スクロールが行えます。スクロールの速さも加減できます。

基準点からの距離でスクロールの速さを調節

ホイールボタンを押し、そのままスクロールしたい方向にドラッグすると、これもスクロールになります。
止めたい位置でボタンを離します。

ホイールボタンのドラッグ&ドロップでスクロール

 

キーボードでもスクロールできます。
Ctrlキーを押しながら方向キーを押します。

なお、方向キーを使った図形の移動操作ですが、ver.3 とは操作が反対になっています。

図形を選択し、普通に方向キーだけを押したときは、大きく (1グリッド分) 移動します。
Altキーを押しながら方向キーを押すと、小さく (1座標ずつ) 移動します。

 

フローの背景色を付けられるようになりました。
サブフローごとに指定できます。
→ [書式]メニュー [背景] [設定]

背景色は印刷もできます。
印刷のオプションで、印刷しないようにすることもできます。
インクを節約したいときなどは、[印刷の設定] ダイアログボックスで [背景も印刷] をオフにしてください。

印刷の設定ダイアログボックス

 

お疲れ様でした。