バージョンアップ版の試用の前に、まず既存ファイルをバックアップしてください

解説

バージョンアップに伴い、ファイル形式が変更されるときがあります。 既存のファイルを、新しいバージョンのプログラムで開き、保存すると、 ファイル形式が変わるため、以前のバージョンでは、開けなくなります。

そのとき、いわゆるシェアウェアの場合、危険があります。
なまじ、”試用できる” から、まだ試用中なのに、気軽にファイル形式を変えてしまうのです。 何らかの不都合があって、新バージョンへは移行できないとわかったとき、 肝心のファイルが新しい形式に変わっていて、戻れなくなってしまう、という事故が起きています。

何らかの不都合とは、
  ・ 新バージョンが要求する能力が、手元のパソコンにない
  ・ 新しい機能が好きになれない
  ・ 環境的障害によって、新バージョンに限り、うまく動かないことがわかった
などです。

思うに、ファイル形式が変わるたびに、ライセンスキーも変われば、試用中の上書き保存はできないから、事故も起きないのです。 でも、ライセンスキーの変更は、ユーザーさんにも私たちにも手間なので、ファイル形式の変更と同期を取ることはしていません。

この危険は、データ作成系のソフトすべてに在るのですが、
  ・ 試用できて
  ・ バージョンアップが不定期で (時には、非常に短期で)
  ・ ファイル形式変更とライセンスキー変更が同期していなくて
  ・ ユーザーに長く使われる
性格のソフトにおいて、顕著な問題です。
当社のソフトは、すべての条件に当てはまるようです。

※ 新バージョンの要求する能力は、本来調べて記載するべきなのですが、なかなか難しいのです。 例えば、TreeMemo 4.92以降は、「遅くなった」 と感じている方と、まったくそう感じていない方がいるはずです。
メモを中心に使う方は、遅いと感じているでしょう。 ほとんどツリーだけで使う方は、変化を感じていないと思います。
使い方にも大きく関わることなので。

対処

プログラムの試用は、日々の作業と切り離して行なってください。
  ・ まず新バージョンを、新規ファイルにて試用するか
  ・ 新バージョンの試用前に、すべてのファイルをバックアップしてから、新バージョンで保存するか
どちらかにしてください。

TreeMemo などは、ソフトの手軽さから、気が付くと、たくさんのファイルを作っていたりします。 バックアップも大変とは思いますが、すれば安全です。よろしくお願いします。